3月31日放送の【モヤモヤさまぁ~ず2】は
早稲田周辺を散策する中で奇抜な建築物が紹介されます!
その建築を手がけた日本のガウディと呼ばれる
建築家・梵寿綱さんを紹介したいと思います♪
プロフィール
名前 : 梵寿鋼(ぼん・じゅこう Von Jour Caux)
本名 : 田中 俊郎(たなか としろう)
生年月日: 1934年1月27日(現在85歳)
出身地 : 東京都浅草氏
職業 : 建築家、彫刻家、画家、思想家
経歴
早稲田大学理工学部建築学科卒業後、シカゴ美術館附属美術大学で学ぶ。
1974年6月より梵寿綱を名乗り「梵寿綱と仲間たち」を結成。
以来、近代工業製品化している建築技術、様式に疑問を投げかける。
「日本のガウディ」の異名を持つ。
引用:Wikipedia
梵寿綱さんの建築の特徴とは!?
梵寿綱さんの建築は、何といってもその奇抜な見た目に
あります☆ 今回番組で取り上げられるのは、早稲田駅から
北へ300mほど行ったところにある【ドラード早稲田】です。
外観はこんな感じです☆
見た目は既に一般的なアパートとは違いますね(笑)
内部は更に奇抜です。
こちらの建物は、ガウディを意識したというよりも、元々変形した土地で
そこに合わせて作ったら、変わった形になったとのことです。
また、建築家であり彫刻家や画家、職人でもある梵氏が建築中に
作業をしていたら、別の彫刻家やタイル職人などから興味を持たれ、
職人たちが集まって来て、一緒に作業をしたいということで、仕事を
任せたとのことです(笑)
しかも、梵氏は細かい指示をした訳でなく、各々の個性を
ぶつけさせた結果、こういった形になったそうです♪
その部屋は曲線の多い間取りになっています☆
ガウディ建築との比較
梵寿綱さんの建築に必ず出てくるのが、『ガウディ』という言葉です。
ガウディとは、今なお建築を続けるサグラダファミリア大聖堂の設計を
担当した、19世紀末~20世紀前半に活躍したスペインの建築家です。
その建築の造形はイスラム建築に影響を受けながらも、独自の建築を
確立していった稀代の建築家です。
今回、梵寿綱さんと共通点があるとみられるガウディ建築の代表作の
2案件がこちらです♪
カサ・バトリョ
カサ・ミラ
これらの建築の内観もなかなかなインパクトです☆
曲面が多用されているのと、破砕タイルや色使いなど、当時としても
奇抜なデザインは人々の度肝を抜いたことでしょう☆
ガウディ建築は芸術的でありますが、そのテーマとするのは自然造形です。
波や植物の形など、ありとあらゆる形を建築に昇華するのが特徴です。
一方、梵寿綱さんの建築は特に自然を造形に取り入れるというよりも
芸術としての建築の立ち位置を考えているような印象を受けます。
個人的な考えとしてですが、上記のような内容で、ガウディと梵氏の
建築への考えは根本的違いがあるなと思います。
しかし、その中でも梵氏はガウディの影響を受けている部分はいくつか
見られるかなと思います。
左:ガウディ建築、 右:梵寿綱建築
色使いの違いはあれど、造形に類似点が見られるかと思います。
まとめ
日本のガウディと呼ばれる梵寿綱さんは、ガウディと比べられますが、
個人的には似て非なるものです。
自然の造形を建築へ昇華させようとしたガウディに対して、
芸術を建築造形へ組み込もうとした梵寿鋼さん。
その飽くなき芸術への探求は、80歳を超えた今もなお健在です♪